朝昼晩の3食365日献立をご提供
今回ご紹介するのは、香川県の五色台に位置する、社会福祉法人四恩の里 若竹学園 様。豊かな自然に囲まれたこの場所は、静かで落ち着いた環境の中、子どもたちが安心して生活を送れる素晴らしいロケーションです。
委託業者撤退から、直営給食への橋渡しとして
次長「佐谷野 澄子」先生
若竹学園様は、香川県の五色台にある児童養護施設で、家庭での生活が難しい子どもたちを受け入れ、心身の安定と自立を目指して支援を行っています。
生活支援や学習支援のほか、将来の就労や社会的自立に向けた取り組みも行われており、入所児童が安心して暮らせる居場所づくりを重視されています。
今回は、富喜屋(ふきや)の栄養士業務代行サービスをご利用いただいた、次長・佐谷野澄子先生にお話を伺いました。



給食委託のきっかけは、前業者の撤退から
長年、給食業務をお願いしていた大手給食委託会社が、全国的な人員不足を背景に段階的な撤退を決定。若竹学園でも人手の問題が深刻で、朝食業務の縮小や派遣での応援体制を経て、最終的に2023年5月で完全撤退となりました。
「当園では1年365日、それも朝昼晩の3食の給食が必要です。園としては困り果てていました。給食は日々の子どもたちの生活に欠かせないもの。急な業者変更に不安も大きかったです」と佐谷野先生。
富喜屋の栄養士代行サービスとの出会いと不安の解消
大手給食委託会社の撤退が決まり、給食の継続が危ぶまれる中、園としては「どうにか給食を続けられる方法はないか」と、さまざまな情報を探し回りました。
その中で見つけたのが、富喜屋の「栄養士業務代行サービス」でした。
「富喜屋さんの栄養士代行サービスでは、栄養士さんが常駐しませんので、細かい要望や特別対応などが本当に伝わるのか…最初はやはり不安がありました。特に、誕生日の特別メニューなどはこれまで丁寧に対応してきたので、同じようにできるのかが心配でした」
しかし実際に導入してみると、メールや電話での丁寧なコミュニケーションがあり、不安は徐々に解消されていきました。
「わからないことがあればその都度確認してくださり、献立の調整や行事への対応も柔軟に応じてもらえました。結果的には、安心してお願いできるサービスでした」






子どもたちの反応は?
「メニューの変化に子どもたちが最初は戸惑うかと思いましたが、むしろ『こんな料理はじめて!』と喜ぶ声がたくさんありました。ヤンニョムチキンや郷土料理など、富喜屋さんならではのメニューが出てきて、『おいしい!』という声もよく聞かれました」
「ネバネバサラダのようなちょっと苦手なメニューには正直な反応もありましたけど(笑)、でもバラエティが増えて、子どもたちにとっても良い経験になったと思います」


全体的な満足度は「80点以上」
「正直、知らない会社さんだったので不安もありました。でも結果的には『100点に近い80点』。こちらの要望にも真摯に対応してもらえて、とても助かりました」とうれしいお言葉を頂きました。
現在は園内で新たな栄養士の先生を迎えられたという若竹学園様。とても優秀ですばらしい方がご入職されたとのことで、富喜屋としても安心しております。ご依頼いただいたのは2024年8月から約1年間の期間限定のご契約でしたが、無事に橋渡しの役目を終えることができたことを大変うれしく思います。
「また機会があれば、ぜひお願いしたいと思っています」との温かいお言葉をいただきました。






社会福祉法人四恩の里 若竹学園さま【香川県・児童養護施設】 取材後記
富喜屋では、突発的な人材不足にも対応できる「栄養士業務代行サービス」を提供しています。
献立作成、調整対応、電話・メールでのやり取り、誕生日食対応など、園様ごとのご希望に合わせた柔軟なサポートが可能です。
今回は2024年8月からの約1年という限られた期間でのご契約でしたが、その中でもお客様のニーズにしっかりとお応えし、最終的には園内に新しい体制が整うまでのお手伝いができました。
このような「つなぎ役」としてのご利用も、私たちが提供できる大切なサービスのひとつです。今後も、全国の保育・福祉施設に寄り添う給食サービスを目指してまいります。
株式会社富喜屋 代表取締役 宮崎裕生