栄養士の力が支える、あたたかな生活介護
管理者「寺田祐一」様、支援員「寺田周一」様
今回ご紹介するのは、長崎県で生活介護事業を展開されている「一般社団法人上向会 生活介護すみれ舎」様。
「大規模ではなく、より丁寧な支援を」との思いで立ち上げられた小規模施設です。
今回は、富喜屋の栄養士業務代行サービス「栄養士業務代行サービス(献立作成サービス)」の導入背景やご利用後の変化について、管理者の寺田祐一様、支援員の寺田周一様にお話を伺いました。

支援員の寺田周一様(右)


「細やかな支援」を目指した小規模施設の立ち上げ
すみれ舎様は、長年障害者支援施設に勤務されていた経験を持つ職員7名により設立されました。大規模施設では行き届かない細やかな支援を実現したいとの思いから、自ら施設を立ち上げられたそうです。
定員は20名で、現在は平均18名ほどが利用。限られた人員で無理なく運営することを大切にされています。医療的ケアが必要な方の受け入れニーズも高い中で、現状では対応が難しい課題にも直面されています。
食事提供加算取得への課題と富喜屋との出会い
令和6年度から義務化された食事提供加算への対応が、富喜屋のサービス導入のきっかけでした。
栄養士や管理栄養士が作成した献立の使用が要件となり、小規模施設では自前での雇用が現実的ではなかったため、一時は加算取得を断念することも検討されたそうです。
そんな中、インターネットで富喜屋の「栄養士業務代行サービス(献立作成サービス)」を知り、問い合わせの翌朝には担当者から連絡が。タイミング良く猶予期間もあったため、10月からの導入に至りました。
調理スタッフから「楽になった」との声
サービス導入前は調理員さんから「栄養士さんのつくった献立は難しいんじゃないの?・・・と文句が出るかも」と懸念されていたそうですが、実際には調理担当者から「楽になった」との声が。
献立は季節感のある行事食も盛り込まれており、味付けや調理の難しさについても概ね問題はなく、一部難しいメニューがある場合でも、柔軟に代替や変更ができる運用が現場にフィットしているそうです。「相談に乗ってもらえるのがありがたい」と、富喜屋の対応力にも高い評価をいただきました。
保護者様からも「いつも美味しそうね」との声が寄せられています
利用者様は18歳から50代と幅広く、ご本人や保護者様からも「いつも美味しそうね」との声が寄せられ、食事内容に対する満足度も高いとのことです。
寺田様は「富喜屋の栄養士代行サービスは価格とサービスがしっかり見合っている」とコストパフォーマンスにも納得されており、小規模施設だからこそ、このような外部サービスの存在は「本当にあってよかった」と感じられています。
一般社団法人上向会 生活介護すみれ舎さま【長崎県・生活介護施設】取材後記

取材を通じて、「生活介護すみれ舎」様が目指す“丁寧な支援”という姿勢が、施設運営のあらゆる場面に息づいていることを感じました。限られた人員の中で、利用者様一人ひとりに寄り添う姿勢は、私たち富喜屋が提供する給食サービスのあり方にも重なる部分が多く、共感と刺激をいただきました。
また、寺田様ご兄弟が率直に現場の声を伝えてくださり、私たちのサービスを「楽になった」「ありがたい」と受け入れてくださっていることに、献立作成を担当する立場として何より励まされました。
これからも、小規模施設の皆様にとって、本当に“役立つ”存在であり続けられるよう努めてまいります。
株式会社富喜屋 代表取締役 宮崎裕生